鼠径ヘルニアは、一旦出てしまった内臓は自然と元に戻ることはありません。
若年層においては一時的に元に戻る場合がありますが、完全に治療が出来たと言うわけではないので、何かをきっかけに、またヘルニアが起こってしまうのです。
鼠径ヘルニアは、他のヘルニアと違い保存療法では回復が認められませんので、治療には手術しか方法がないのです。
ヘルニアバンドを使用する方法もありますが、バンドを外せば腸は飛び出してしまうので、これは治療と言うよりも一時的な処置法と考えた方が良いでしょう。
鼠径ヘルニアの手術は、大人の場合なら入院期間が2日から3日と短期間で済むものですし、最近では日帰り手術を行なっている病院も増えています。
小児の手術の場合は、新生児や未熟児では危険なので、麻酔等に耐えることができる体力がつく6ヶ月以降に行なう事が多いようです。
高齢者においては、加齢が原因でヘルニアになっている場合が多く、手術による効果があまり良くないことがあるので、嵌頓を起こしていたりと症状が厳しい場合を除いては手術を薦めていない病院が多いようです。